Nintendo Switch 2 レビュー：購入の価値はあるか？

Nintendo Switch 2がついに登場しました。しかし、初代からの買い換える価値はあるのでしょうか？何が違い、既存のSwitchゲームは新ハードウェアでどのように動作するのか？これらの疑問への答えを、詳細なレビューで見つけてください。

Nintendo Switch 2 レビュー

ハイブリッドコンソールの進化

Nintendo Switch 2の発売から2週間が経過しました。一時代を築いたコンソールの後継機となるのは容易なことではありません。初代Switchは世界的な現象となり、ハイブリッドコンソールのコンセプトを普及させ、競合他社が追随を急ぐほどでした。据え置き型と携帯型のゲーム体験をシームレスにつなぎ、プレイヤーがテレビから外出先へのプレイに途切れることなく移行できるようにしました。

その後継機への期待は非常に高く、初代モデルの発売直後から様々な噂が渦巻いていました。Nintendo DSに着想を得たデュアルスクリーン設計を予測する声もあれば、単体で据え置き機並みのパワーを持つドックスを想定する声もありました。

実際には、Switch 2は中核となるコンセプトは守りつつ、意味のある改良を加えています。コントローラーはより快適か？ 悪名高いJoy-Conの問題は解決されたか？ ゲームのパフォーマンスは向上したか？ 1週間以上にわたるテスト－充電、携帯モードと据え置きモードでの使用、さらには軽い落下テストまで行った－を通じて、初代機と比べてどうなのか、その答えを得ました。

Switch 2：デザインと人間工学

一見したところ、Nintendo Switch 2は親しみやすい印象です。形状、プロファイル、ボタン配置は紛れもなく「Switch」そのもの。しかし手に取ると、違いがはっきりとわかります。マット仕上げはより滑らかで高級感があり、デバイスには明らかな重みを感じます。

過去の任天堂の携帯機と比べると、Switch 2はかなり大きくなっています。例えばNew 3DS XLは336gという軽量でしたが、Joy-Con 2コントローラーが装着されたSwitch 2は534gに達します。

Wii U GamePadとの比較も示唆に富みます。2012年にはその大きさが批判されましたが、GamePadの重量は491gで、あくまでコントローラーであり単体のシステムではありませんでした。Switch 2は、よりスリムなフォームファクターにより強力なハードウェアを内蔵しています。

オリジナルのSwitch（Joy-Con装着時398g）と比べると、Switch 2は高さも幅も大きく、手に持った時の存在感が増しています。それでも、Steam Deckのような多くの競合携帯機よりは軽量です。

サイズの割に、Switch 2は驚くほど握り心地が良いです。マットなボディは手の中にしっかり収まり、より軽量でプラスチック感の強い初代機と比べて、この余分な重みがしっかりとした高級感を与えています。

ありがたいことに、初代モデルの頼りないキックスタンドはなくなりました。頑丈なU字型のスタンドに置き換えられ、テーブルトッププレイに最適です。ポート構成もアップグレードされ、キックスタンド使用時に便利なように、上下に2つのUSB-Cポートが備わりました。再設計されたドックにはイーサネット対応と冷却性能の向上も加えられています。

オリジナルのSwitchがポケットに入れやすいとは言えなかったように、より大型化したSwitch 2もその傾向を継続しています。Joy-Conを外した状態でも、ほとんどの小さなバッグやコンパートメントには大きすぎます。

これは保護ケースを追加する前の話で、ケースを使用すればさらに嵩張ります。コンソール本体はかなり頑丈ではありますが（耐久テストでも実証済み）、450ドルのデバイスで運試しをするのは賢明ではありません。ポケットに入れて持ち歩くことはないでしょうが、良いケースがあればバッグに入れている時の画面のキズから守ることができます。

任天堂は画面に薄い保護フィルムを貼って提供していますが、これは簡単にキズが付きます。メーカーは剥がさないよう推奨しているので、最善の策はすぐに強化ガラス製の画面保護フィルムを貼ることです。大きくて新しい携帯機を新品同様の状態に保つための、簡単な予防策です。