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厳格なマリオ役保持、即興避け誠実さ貫く

by Isaac Oct 04,2025

マリオ役として30年近く活躍した伝説的声優チャールズ・マルティネは、最近のSNSでの憶測を受けて、イベントでのキャラクターパフォーマンスに関するファンの懸念に言及しました。

任天堂の公式「マリオ大使」に任命されたマルティネは、今もファン交流の場でエネルギッシュにマリオの声を披露することで有名です。YouTuberのリッキー・バーウィックが「任天堂がマルティネのパフォーマンスを制限している」と発言したことでネット上に混乱が生じ、このベテラン声優自らが状況を説明する事態となりました。

アリゾナ州で開催された「フェニックス・ファン・フュージョン2025」でのマルティネ出演後、登録者数625万人のバーウィックは「彼はもうキャラクターの声を出せない」と主張。「なんとも残念だ」とのコメントが大きな議論を呼びました。

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この論争は、マルティネの元同僚であるサマンサ・ケリーが『マリオカート ワールド』発売日にピーチ姫の声優を交替したというニュースと重なりました。

任天堂は2022年にマルティネを公式声優から退任させましたが、宮本茂氏登場の送別動画を公開し「マリオ大使」に任命。当初は新たな役割に不安もありましたが、以降も精力的にイベント出演を続けています。

チャールズ・マルティネ。写真:イザヤ・トリッキー/フィルムマジック

マルティネは「バーウィックの投稿は、マリオ・ルイージ・ワリオを含む任天堂キャラクターのアドリブ台詞を自粛した私の判断を指しており、会社の制限ではない」と説明。

「ファンの要望には全て応えています」とマルティネは回答。「非公式のセリフ創作だけは避けているのです」

これはゲーム内の既存セリフに忠実でありたいという、キャラクターの真正性を守るための彼自身の意思だと述べました。

「これはプロとしての基準なのです」とマルティネは強調。「イベントではこれからもマリオの声が聞けますよ!#わーい」

現在、任天堂ゲームではケビン・アフガニーがマリオ役を引き継ぎ、『スーパーマリオブラザーズ』映画続編ではクリス・プラットが続投します。